最近、有名な建築家が手掛けた建築物のInstagramをよく見ています。その中にスターバックスコーヒー皇居外苑 和田倉噴水公園店が目に留まりました。
丹下健三氏の作品で、天井が木材で網の目になっていて落ち着いた温かみのある雰囲気の店内です。
丹下健三氏のお名前は存じ上げていましたが、氏の具体的な功績を知りませんでしたので検索してみました。
1913年生まれ2005年91歳で亡くなられています。ちょうど第二次世界大戦復興後から高度経済成長期にかけて多くの国家プロジェクトを手掛けた人物で、広島平和記念公園、東京都庁、大使館や大学の図書館、海外でもクウェート国際空港、BMWイタリア本社ビル、サウジアラビア王国国家宮殿等々、数多くの建築物を建て「世界のタンゲ」と言われたそうです。
このスタバの建物は1961年に建てられたもので、環境省が管理する皇居外苑にあり、飲食物などを提供する業者の公募が2021年に行われ、スターバックスが選定されました。
スターバックスが世界自然保護基金(WWF)と共同策定し、環境に配慮した店舗のための国際認証「Greener Stores Framework」を取得した日本1号店だそうです。具体的には店舗から出る廃棄物削減に軸を置き、リユースを基本とするサービススタイルで、フードの陳列を無くし、持ち帰り時には繰り返し使える「借りるカップ」の利用を推奨し、店内利用ではマグなどで提供し、使い捨てカップの使用を削減しています。
たまたまInstagramで目に留まった建物でしたが、「行ってみたい!」という自分の気持ちをすぐに実行に移したことで、丹下氏のこと、スターバックスが取り組んでいること、店内でのひととき、店舗のある噴水公園での空間、知識の吸収と心のリラックスが得られました。
普段やってみたい、行ってみたい、という自分の気持ちに「今は忙しいから」「行くには遠いから」と蓋をしがちでしたが、最近少しずつ自分に向き合うことができるようになりました。今回も行ってみたいという気持ちを実行したことで沢山の収穫があり、心が満たされました。
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