昨日の土曜日は久しぶりに家でまったりと過ごし、お昼寝もしてしまいました。
昔は土日は平日できなかった家のことをする日で張り切ってやってたので、疲れが溜まっていて午後少し寝てしまうとやろうと思っていたことが進んでなくて焦ったりしていました。
今は前に比べると家事に対しての執着が無くなってきたので、週末の家事ルーティンはありますが季節ものはなるべく省けることはやらずに最小限にとどめています。
昨日も久しぶりに昼寝をして目が覚めた後、ふと「寝てしまったけど大丈夫?」ともう一人の自分が聞いてきました。
この「大丈夫」という言葉、良く聞いたり使ったりしますが言葉の意味をご存じでしょうか。
諸説あるかと思いますが、今読んでいる本に書いてあった意味をご紹介します。
そもそも「大丈夫」とは「大」=「立派な」、「丈夫」=「大人」という意味があり、中国の紀元前300年頃、成人男性の身長が一丈であったことからそう呼ぶようになったそうです。それが日本に伝わり江戸時代には「大人」のことを「丈夫」と言うようになり「大丈夫」という言葉が生まれました。
この「立派な大人」とはどういう意味かというと、その本では「規矩(きく)を持っている人」ということだそうです。「規」とはコンパス、「矩」とは物差しのことで長さを測ったり直角を確かめる時に用いるL字型の曲尺(かねじゃく)。それぞれ円形と方形を作り出す器具で日本の木造建築は水平と垂直だけでなく規矩を用いた立体幾何的な作図がもとにあるからこそ伽藍(がらん)に代表される美しい造形物を後世に残すことができました。言ってみれば立派な建築物のもとになるのが規矩です。そこから転じて規矩には「人の行動の基準」の意味があるそうです。
では具体的に行動の基準として心におくておくとよいものが孟子の五常「仁・義・礼・智・信」で、こういった基準をもとに行動がとれることで心が乱れず澄み渡った心持ちで生きていくことができ、傍らで見ている人にも安心感を与えることができるそうです。
「言うは易く行うは難し」ですが、自分の行動基準を持っていれば何か起こったときも慌てず行動ができそうな気がします。
私は、「大丈夫」な人を目指します!
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